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タイタンの女神 プロローグ
新・ふしぎの国のフレア タイタンの女神 プロローグ 夜空を見上げると、そこは無限に広がる星の世界。 美しい星の輝きで彩られた漆黒のキャンパスは、移り変わる時間とともに、その装いを変える。 消えて無くなる星もあれば、新しく生まれる星もある。 星ひとつひとつに命があり、情熱があり、愛がある。 そして、星の数だけ物語がある。 いったい誰が何の目的でこの星たちの物語を描いているのだろうか…… その答えを知る者は誰もいない。 だが、星たちの物語は描き続けられてゆく。 そして、今日もまた新しい物語が誕生するのである。 ミィは夏の星空が好きだった。 水平線から雲のように立ち昇る光芒とその両側で輝く星たち。 その星たちの中でも夏の星空で一際(ひときわ)目をひく一等星ベガの華麗で情熱的な輝きは、まるで星屑のステージの中央に立つヒロインのようである。 だが、ヒロインを演じるこのベガには、もの悲しさが感じられる。美しい輝きの影で見え隠れする切ない想い。 「――懐かしい……」 なぜそう感じるのか分からない。だが、ベガを見ると、なぜかセンチメン
夢見操一
3 時間前
読了時間: 4分
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